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プログラマー券主婦のおもちゃと絵本の記録

一姫二太郎を育てています。

英語の絵本を2冊買ったら意外と良かった話(4歳)

長くなってしまったので、要約のような目次をつけました。

英語の早期教育はしていません

英語は大人になってからでも充分身につくはずだと思っているので、英語の早期教育は不安商法であり、眉唾ものだと感じています。

0歳から英語の発音を聞かせる、など

早期教育の利点で、「rとlなどの発音を聞き分けられるようになる」といったものがありますが、確かにこれはその通りだと思います。

以下の本をはじめとして、「赤ちゃんはどんな発音でも覚える余地があるが、成長とともに不要な音の聞き分け能力などを捨てていく(脳のリソースを他のことに使うようになってくる)」とはよく言われています。

ことばと思考 (岩波新書)

ことばと思考 (岩波新書)

ただ、大人になってもrとlは聞き分けられるようになります。もし聞き分けられなくても英会話はできます。聞き取るのは慣れですし、話す際に多少発音がおかしかろうが、世界の英語話者の半数以上は私たちのようなノンネイティブです。それほど厳密でなくとも問題ありません。

一方、早期教育の欠点でよく言われるものの一つが、「日本語も英語も中途半端になる場合がある」でしょうか。以下の記事に、英語よりも日本語が劣ってしまった2歳児の例がありました。

母語が中途半端になってしまうというのはとても危険だと思います。帰国子女(5年以上海外に滞在して帰国した人)で流暢な英語を喋れても、もともとの母語である日本語が小学生レベルだと、浅い話しかできなくなるようです。

先述した『ことばと思考 (岩波新書)』には、「バイリンガルでも、思考の基になるのは母語」とあります。英語で会話をしながら目の前にあるタクシーの色を見て「brown」と判断するその心は、日本語の「茶色」なんだそうです。実際にはそのタクシーは「(日本語では茶色の部類に入る)orange」でした。

色の例だと深刻さが伝わりにくいと思うのですが、「セミリンガル」などで検索すると、母語と思考の問題などが見つかると思います。

早期学習のほかの欠点としては、

  • 親だけがやる気で子は負担に思っている場合がある
  • 自分で教えない場合、親子の時間が減る

などがあるでしょうか。

早期教育の弊害が出てしまった子について保育士さんが買いたブログが参考になります(数記事に渡っています)。

ただし、親子の時間を持つ手段としてはアリ

私は自分の子どもに早期教育をしないと判断しただけで、早期教育をしている人を否定するつもりは全くありません。上手に早期教育をして、英語を楽しんでいる親子ももちろんいるでしょう(ハロウィンのイベントとか楽しそうですよね)。

早期学習はともかく、親子で楽しく共有できる時間を持つのはいいことだと思っています。その手段のひとつが英語なのであれば、それは充分すてきなことだと思います。

娘が4歳になった

Time flies like an arrow, fruit flies like a banana.

外国や外国語に興味があるようだ

(他のさまざまなことにも興味があるお年頃ですけれどね。)

地域柄なのでしょうか、娘の同級生や知人にハーフの子が多いです。英語の家庭もあれば、他の言語の家庭もあり、娘の同級生のうち一割は多国籍な家庭です。肌の色が違う子もいます。さまざまな子がいて、とてもいい環境だと思います。

それから毎朝ニュースを一緒に見ていることもあり、外国や外国人(プーチン、メイ首相、パク大統領…)に興味を示しています。4歳の誕生日には地球儀と世界地図をプレゼントしてもらい、よく眺めています。

1〜2歳くらいから持っているこちらの絵本もよく読んでいます。

世界とであうえほん

世界とであうえほん

ことば絵じてんにたまたまあったアルファベットや、日常で見かけた英語を「読んで」とよく言われます。

角川ことばえじてん

角川ことばえじてん

3歳のうちはまだ早いと思って英語に関する話題はスルーしてきましたが、4歳になってだんだん日本語を論理的に使うようにもなってきたので、興味があるなら少しくらい教えてあげてもいいかな、もう混乱しないかな、と思い始めました。

図書館で『親子で楽しめる 絵本で英語をはじめる本』を手に取った

そんな折、言語学の棚を見ていたらたまたま以下の本が目にとまり、読んでみました。前半には英語絵本の利点や手法の説明が書かれています。後半ではおすすめの英語絵本が50冊紹介されています。

英語絵本の読み聞かせを、おいおい本人の「多読」につなげられるようなルールになっています。多読は私もやったことがあり、そういうのならば良さそうだな、と思いました。

英語の意味は教えない

英語の絵本を読みきかせ、面白くないようであれば違う本に変えます。ストーリーについて話し合ったとしても、単語の意味を調べたり教えたりはしません。多読でもわからない単語は意味を調べずに飛ばしますしね。

英語の意味は絵や文脈から判断する(わからなければ放置)

わからない英語ばかりで面白くなければ、もう少しやさしい本に変えます。

複数の絵本で同じ英語が出てくるとだんだん意味を推察できていく

物の名前や概念の習得と同じですよね。子どもは辞書通りに「"おおかみ"とは何々科の動物で、何々という特徴がある」と理解するのではなくて、さまざまざ場所でおおかみについての絵や話を見聞きするうちに、「"おおかみ"ってきっとこういうものなんだ」と理解し判別できるようになります。

第二言語も辞書を頼らず、同じような過程で覚えられる方がいいんですよね。大人にとっても、です。だから多読では辞書をひかないルールになっているのでしょう(哲学などの難しい概念は日本語に訳しちゃった方が理解が早かったりしますけれどね)。

発音は親の発音でいい

方言のある家庭だと思えば、大した問題ではないはず、とのことです。ニュース、アニメ、映画、オーディオブック、なんでもいいのでネイティヴの英語を聞く機会は必要だけれど、家庭内では親の発音で大丈夫だそうです。

おお、よかった。笑

試しに英語の絵本を2冊購入

図書館帰りに寄った有隣堂で売っていましたので、思い立ったが吉日。

『YES』・・・簡単で導入にぴったり

1600円超え。泣

Yes

Yes

ほとんど「yes」「no」だけでストーリーが進みますが、絵でよく表現されているので状況がわかりやすいです。シリーズ本のひとつ。

(お節介だとは思いますが、念のため、「yes」「no」には「はい」「いいえ」以外の意味もあります。エッチシーンで「yes」連発とかありますしね。笑)

こんな感じ。

娘には「boboっていう子猿の話だよ」とだけいって読みました。同じ言葉の繰り返しなので楽しいみたいです。真似っこしていました。ストーリーも理解できているようなので、もう一冊に進んでみました。

『Where’s Spot?』・・・よくある簡単なストーリー

1200円超え。泣

Where's Spot (color)

Where's Spot (color)

こちらもシリーズ本。娘は日本語訳の別の話を保育園で読んだことがあるそうです。日本語訳では子犬の名前が違うもよう。

これは母犬が子犬(Spot)を探して、色々な場所(ベッドの下とか)をめくっていく仕掛け絵本です。日本にも同じようなストーリーで同じような仕掛け絵本がたくさんありますよね。ですので受け入れやすいと思います。

「Spotという子犬が出てくるよ」とだけ伝えて読み始めました。やっぱり仕掛けをめくるのは楽しいんですね。しかも、めくったところにはSpotとは違う生き物がいて、先の絵本で見たばかりの「no」と言っているんです。これは我ながらいい選書!笑 「noはお母さん言わないで!わたしが読む!」とはりきって読んでくれました。

まとめ

「子どもに英語教育なんて(ッペ)」などと思っていた時期もありましたが、英語の絵本を読んでみるとなかなか親子ともに楽しかったです。英語の習得という目標ではなくて、英語を一緒に楽しむという経験を重視して、たまに?ときどき?英語を読んでいくのもいいなーと思いました。

目標と経験のうち、モチベーションに重要なのは後者(p280 要約)
子どもは40000回質問する あなたの人生を創る「好奇心」の驚くべき力